ぷろぺるをDi2に載せ替えてました【アルテグラ6870Di2】

というわけでぷろぺるたんのコンポをアルテグラ6800からアルテグラDi2に載せ替えてました。 「載せ替えてました」と過去形になっているのは、載せ替えしたのが今年の1月だったからです。ブログに上げるのがめんどくさかったとかではなくて、ある程度使い込んでから記事にしたほうがいいかなと思って。

〜ここからどうでもいい前置き〜

 そもそも自分は電動コンポに対してアンチというか、あまり積極的ではなかった人間です。 ぷろぺるたん買ったとき、プラス10万くらい出せば電動アルテ完成車も買えたのですが、予算的に厳しかったのもあって機械式モデルを買いました。が、初めて6800アルテ触ったときに、かなり機械式も進化したなと感じましたし、実際ここまできたら電動コンポを高い金払って買わなくても良いんじゃないかと。 それほどまでに今の機械式コンポの進化は凄まじかったですし、過去に試乗した電動コンポなどと遜色ないくらいになってたのでまぁほんとに自分とは無縁だと思い込んでました。 あの出来事が起こるまでは・・・

 シフトケーブルが内蔵されるようになったシマノのロードコンポはブラケット内部のワイヤの曲がり具合が尋常ではなく、特にポリマー系のコーティングがしてあるワイヤーを使っている場合、使っていくうちにワイヤーが擦り切れてしまうということがあり、早い人だと半年ごとにケーブルの交換をしたほうがいいとか。シマノとしては、ケーブルグリスを塗ればある程度低減できるそうですが、それでもやっぱり消耗品なのでいずれは交換する必要があります。
 で、そんな話を知り合いとしてた2日後に走りに行ってましたらワイヤーが切れました。
いきなり切れたというよりは、調整してもなんかイマイチ変速がうまくいかない、信号で停まるたびにワイヤの張り具合調整してるのにすぐにダメになる、というのを繰り返すうちに切れたという感じでした。   
フレームの中で切れたとばかり思ってたのですが、自宅へ帰って確認してみると
 STIレバーの中でワイヤが大☆爆☆発して大★惨★事になってました。あばばば。
格闘すること20分、ようやく中に残ってたワイヤを取り出せました。 
その後オーバーホールも兼ねてワイヤ全交換したのですが、最近のワイヤ内蔵フレーム、特にエアロフレームはワイヤ交換時間かかるわワイヤリング無理あるわでもうこれは電動にするしか無い、いやさせてくれということで電動コンポ購入を決意しました。

〜長い前置きおわり〜


そんなこんなで載せ替えしました。



初代電動アルテのデカさに比べると6870になって結構小型化されたかなと。


ジャンクションAはステム下へ。見た目がゴチャゴチャしちゃうのでここも内蔵したい所。
新型ヅラ9100の電動モデルはドロップバーエンドに内蔵できるタイプのジャンクションが出るようなのでそちらに期待。

シマノの電動コンポにするならスプリンタースイッチはあると絶対便利、と思って付けました。この位置だと下ハン持ったままでも、ドロップバーの肩部分持ったままでも変速できて超便利。

ついでだったのでハンドルも変えました。トラディショナルな丸ハンが好きなのでギザプロダクツから出ているアルミのハンドルを付けました。サイズは思うところがあって420mmから思い切って380mmに。

ワイヤをハンドルに這わせるとボコボコして嫌なので1時間ほどドリルで穴開けてワイヤ内蔵させました。 アルミハンドルだからこそできるわざですな・・・。

バッテリーは一応シートポストに内蔵できるのですが、少しでも重心下げるためにシートチューブのこの辺に仕込みました。 でもバッテリーが予想以上に軽かったのであんまり効果ない気がする。


 載せ替えて半年以上乗り込んできましたが、電動コンポはもうコンポとしてかなり究極まできてる、という印象です。

 まず変速操作がボタンで出来ちゃうということのメリットがあまりにも大きすぎる。 シフトアップであれば今の機械式コンポもかなり軽いタッチで指先でできちゃいますが、シフトダウンに関してはどうしても動きが大きくなってしまい、長距離乗ると疲労などで変速操作が億劫になったりします。し、自分自身そうでした。
そこが電動コンポだとボタンぽちっ、でシフトアップもダウンも思いのままなので積極的に変速操作するようになりますし、その結果最適なギアで走りやすくなり、疲労度も少なくなります。 
 ボタン長押しで多段変速できるのもいちいちレバーを何回も押さなくていいので煩わしくないですし、スプリンタースイッチやサテライトスイッチでボタンを拡張でき色んな所でも変速できるのもハンドル握り直さなくていいので楽ちんです。

 ブラケットもブレーキレバーにスイッチが付いただけなのでかなり小ぶりですし、軽くもなっているため、ダンシングでバイクを振ったときの軽さが違いますし、なによりコンパクトで握りやすくてグッド。手の小さい人や女性なんかは電動のレバーのほうが握りやすいかと。

 変速スピードも、使用前は不安要素の1つでしたが、機械式と遜色ないですし、状況によっては機械式より早く感じる場面もあります。 ヒルクライムで攻めているときなんかでもボタン一つでギアチェンジできたり、極限状態でも確実に変速してくれるという安心感は半端ないです。 レースに出る人はもちろん、ロングライド派にとってもメリットです。

 欠点を上げるとすればバッテリーですかね。持ちが悪いというよりは持ちが良すぎて充電するの忘れちゃう方ですが(笑)  1000kmは持つように出来ているらしいので1回フル充電すれば1ヶ月位は余裕で持ちます。 
 ガーミンのEdge520とか1000があればバッテリー残量やギアの位置を表示せせることも出来ます。 ワイヤレスユニットを取り付ければ。 
 パソコンと繋げばファームウェアのアップデートや各種設定もできます。Windowsのみですが。
Mac派のことも考えてくれよ・・・っ!

細かいところで(主にソフト面)色々欠点はありますが、どんな状況でも確実かつより少ない力で変速できる、という点においては電動コンポは変速機のある意味究極に近いのかも。 機械式には機械式でしか体験できない味というのもありますし、良さもありますが一度電動に手を出しちゃうと後戻りできないのも事実ですね。なんと罪深いやつ。

2016 /11/16追記

設定変更はWinPCにe-tubeアプリケーションをダウンロードして、SM-PCE1もしくはSM-BCR2をバイクとPCに接続すれば出来ます。 が、Winのみの対応。 iPadアプリ版もリリースされましたが対応バッテリーとワイヤレスユニットを付けないと接続できないという・・・ 
設定では変速速度やスイッチの設定などが出来ます。 eTAPみたく、左右でシフトアップ、シフトダウンを割り当てて同時押しでフロント変速できるようにしたかったのですがそこまで細かい設定はできなかったです。残念。


このブログの人気の投稿

韓国の自転車事情について

FX Sport Carbon 4 を通勤用にカスタムの巻

TIMEは死んだのか?